1998-10-13 ArtNo.16867
◆<馬>不動産市況、2~3カ月後に復調の兆しも:MIEA会頭
【クアラルンプル】マレーシアの不動産市場は最近の一連の景気刺激措置の結果、向こう2~3カ月以内に復調の兆しが生じる見通しだ。
マレーシア不動産代理業者協会(MIEA)が10日主催した“今日の経済動向”と題するセミナーの席上、同協会のN.Thina Kumar会頭が語ったところによると、通貨統制や金利引き下げに加え、オーナー自身が使用する以外の住宅/商業不動産に対する60%の融資上限が撤廃されたことから、ここ2、3カ月の間に不動産業界の活動が活発化する見通しだ。昨年7月に通貨危機が発生して以来住宅/商業不動産の価格は25~30%下降した。
これ以前にはオーナー自身が居住しない15万Mドル以上の住宅とオーナー自身の営業に供されぬ30万Mドル以上のショップ・ハウス、およびこの種の住宅/店舗の開発用地の購入ローンに、60%の融資上限が設けられていた。(STAR:10/12)
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