1998-10-10 ArtNo.16842
◆<印度>SAIL、NTPCに発電所売り込み
【カルカッタ】スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)は、国内最大の発電会社ナショナル・サーマル・パワー・コーポレーション(NTPC)に、傘下の複数のキャプティブ発電所の売り込みを図っている。
SAILは先月、NTPCに関係提案を書面で行ったとされる。SAILは合計750MW(メガワット)の発電施設の処分を望んでおり、これらには Durgapur(2x60MW)、Bokaro(3x60MW,2x55MW,12MW)、Rourkela(2x60MW,4x25MW)、Bhilai(2x55MW)の発電所が含まれる。SAILのグループ内電力需要は800MW前後だが、これらのキャプティブ発電所は60%の需要にも応じられず、その低稼働率がSAILを悩ませてきた。
一方、これまで専ら大型発電所の経営を手がけてきたNTPCが比較的小規模なこれらの発電所の買収に応じるか否かが注目されている。(ET:10/9)
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