1995-05-22 ArtNo.1684
◆<泰>シーメンスの光ファイバー製造事業に新パートナー
【バンコク】テレコムアジア及びタイ電話局(TOT)と光ファイバー・ケーブルの製造を計画するシーメンスは、新たなパートナーを見出したようだ。
シーメンスのルドルフ・スタール主任(タイ地区ケーブル販売担当)によると、タイ・テレコミュニケーション市場に強力な足場を有する新パートナーは15~20%出資する予定で、来月正式に発表される。スタール主任は具体的名称を明らかにすることを避けたが、業界筋はタイ・テレフォン・アンド・テレコミュニケーションの可能性が強いと評している。シーメンス自身は51%出資する計画で、当面800万米ドルが投じられる見通しだ。工場はBOI(ボード・オブ・インベストメント)ゾーン3に設けられ、同地区に進出した企業には有る種の材料輸入に75%の関税優待が認められる。土地は割高だが、海岸に近いため、輸出には便利な立地条件を備えている。高率の原料輸入税が同プロジェクトの主要な阻害要因になっていたが、スタール主任は解決の目処がついたと語った。年産量は当初の3万キロから最終的に10万キロに拡大されると言う。(BD:5/19)
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