1998-10-10 ArtNo.16834
◆<星>インターネット・アクセス・サービス市場を開放
【シンガポール】シンガポール政府は8日、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)市場を即日開放すると発表した。
マー・ボータン運輸通信相がフィンランドの通信機器メーカー、ノキアの地域オフィス開所式の席上語ったところによると、今後は100万Sドルの保証金を積立、1回限りの手数料45万Sドルや監査済み年間粗営業額の1%(最低1万Sドル)を支払いさえすれば、誰でもサービスが提供できる。
シンガポールには目下ISP3社が存在するが、この内シングネットは1995年まで独占経営権を認められていた。またパシフィック・インターネットは教育/研究機関スタッフのために設けられたテクネットの民営化により発足、最後のサイバーウェイは公開入札を通じてライセンスが発行された。
マー運輸通信相によると、今後固定式/移動式電話会社等は、ISP市場に進出し、従来の電気通信技術や情報技術(IT)とインターネット技術を総合したシームレスなサービスを提供することが可能になると言う。
シンガポール・テレコムのリー・シエンヤン社長兼CEOは、「政府がISP市場を開放すれば、新たな参入者が当然加わるだろうが、3年乃至5年後にこうした新参者が依然として生存し続けているか否かは、時間が証明してくれるだろう」とコメントした。(BT:10/9)
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