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	1998-10-09 ArtNo.16831 
	◆<印度>久保氏、ソニー・ミュージック/アイワのリンクに不満 
	【ニューデリー】ソニー・インディアのクボ重役(MD)は7日、ソニー・ミュージックとアイワの最近の取引に不満を表明した。 
  ソニー・ミュージックは最近、アイワ製品のディストリビューターを務めるBaron Electronics Pvt Ltdとアイワのオーディオ製品にソニー・ミュージックのCDをバンドルして販売することで合意した。 
  クボ氏によると、確かにソニー本社はアイワに51%出資しているが、両社の製品は競合することからソニーはこれまでアイワとのリンクを表立てることは回避してきたと言う。ソニー筋によると、クボ氏は個人的にソニー・ミュージックにアイワとの距離を保つよう求めたが、ソニー・ミュージックはアイワとの取引の魅力に抵抗できなかったようだ。 
  アカイや自社商標のカラーTV/オーディオ機器の販売で成功したBaronはこれ以前からソニー・ミュージックと提携、そのオーディオ製品にフリーのCDをバンドルする戦略を採用しており、最近新たに手を組んだアイワの製品にも同様な戦略を採用したものと見られる。 
  Baronのグプタ重役(MD)も、ソニー・ミュージックも、アイワ製品にバンドルされるCDビジネスのサイズに関してコメントを控えている。 
  一方、ソニー・インディアはデジタル製品やオーディオ製品の品揃えを拡張するとともに、現地生産の拡大を通じて価格の引き下げも図り、向こう2年間に売上の倍増を図る方針だ。同社の昨年の営業額は400クローだったが、今年度は600クロー、2000年には1000クローを見込んでいると言う。(THBL,IE:10/8) 
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