1998-10-09 ArtNo.16822
◆<馬>首相、早期総選挙の可能性否定
【クアラルンプル】マハティール首相は7日、総選挙を繰り上げ実施する可能性を否定するとともに、経済運営に全力を傾注する方針を明らかにした。
首相は全国経済復興会議の席上、「政府に対する国民の支持を世界に示す上から総選挙を繰り上げ実施する考えはないか」との質問に対して、商工業界を含め大多数の国民は依然として政府を支持しており、与党統一マレー国民組織(UMNO)や与党連合国民戦線(NF/BN)の団結も保たれている。UMNO党員やNFメンバーが大量に脱党/脱退するようなら別だが、現状では総選挙を行う必要はない。
経済の復興も総選挙も全力を投入する必要があり、両者を同時に実行することは困難である。従って少なくとも今は総選挙を行う時機ではないと言う。(STAR,NST,ST,BT,LZ:10/8)
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