1998-10-09 ArtNo.16819
◆<星>ManDrapeau研究所、ハイテク金融商品開発
【シンガポール】スイスのヘッジ・ファンド管理会社ED & F Man Investment Productsと米国のManDrapeau Consultants社が合弁で当地に設立したManDrapeau Research Pte Ltd(MDR)は、国家科学技術局(NSTB)から補助金を得、各国で開発されたスパーコンピューター・ベースの金融商品に改良を加え世界市場に投入するとともに、金融業界の情報技術(IT)導入を支援する。
MDR社はスーパーコンピューター・ベースの金融モデルや計測方式に改良を加え、より精緻なリスク/ファンド・マネージメントやトレーディング戦略を開発、リスク低減や固定利益実現に寄与する金融商品を市場に投入する。 MDRには数学、ソフトウェア・エンジニアリング、金融関連の専門家25人が勤務、シンガポールの南洋理工大学(NTU)やインド国営Centre for Development of Advanced Computing(C-DAC)とも協力して、研究作業を進めている。MDRは向こう2年間に1000万~1500万SドルをR&Dに投じる。MDRは目下2億米ドルのファンドを管理しているが、1年後にはその額を10億米ドルに拡大すると言う。(LZ:10/8)
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