NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
1998-10-07 ArtNo.16799
◆<印度>AV Birla、保険/ITに注力
【ムンバイ】年商1万5000クローのAditya Vikram BirlaグループはKumar Mangalam Birla会長の采配の下、創業以来中核としてきてきた商品取引やインフラ・プロジェクトに加え、保険業と情報技術(IT)領域の開拓に力を入れる。
故Aditya Vikram Birla前会長はタイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、エジプトに事業を展開、インド初の多国籍企業グループを築き上げた。Kumar Mangalam現会長(30)が1995年に亡父の後を次いだ際、同氏は多くの事業から撤退、ダイナミックな父親の器量はないのではと囁かれた。しかし、人々の意表を突く4件の企業買収を実行、その後多くの時間をかけて組織を再編した結果、今やグループの面目は一新した。
Kumar氏によれば、グループは目下主要な複数の国際保険会社と提携交渉を進めており、近く1社との交渉が実を結ぶ見通しだ。目標はリーシングからマーチャント・バンク、資産管理、保険に至る総合的な金融サービスを手がけること。これらのサービスの多くは既に傘下の金融子会社3社により提供されている。
グループは高度成長部門のIT事業投資の機会も探っており、同社が51%出資するBirla AT&Tはグジャラート州とマハラシュトラ州におけるセル式電話事業を進めている。
伝統的商品取引ビジネスも、世界的市況の低迷に関わらず、グループの中核に据えて行く方針で、繊維ビジネスは高付加価値の特殊繊維に照準を合わせる。
国内の主要なセメント/アルミ/銅メーカーでもある同社は、インフラ事業でも引き続き主要な役割を担う方針だ。同社は英国Powergenと提携し、マドヤプラデシュ州Binaに578MW(メガワット)の発電所の建設を手がけており、ウッタルプラデシュ州Rosaにおける同規模の発電事業も検討中だ。またシンガポールパワーとは、グリッド・コーポレーション・オブ・オリッサLtd(GRIDCO)の送電事業民営化計画に入札している。
ヒンドスタン・ペトローリアムとの合弁事業マンガロール・リファイナリー&ペトロケミカルズは目下3690クローの拡張計画を進めている。これにより年間精製能力は900万トンに拡大される。
Kumar氏によると、東南アジアは目下混沌としており、当面はインド国内の事業に集中する。グループにとって目下の主要な2つの課題は、グループ事業の全ての領域で顧客の要求が益々複雑化していること、優秀な人材を確保することと言う。(IE:10/6)
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.