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1998-10-06　ArtNo.16781

【シンガポール】マサチューセッツ工科大学のポール・クラッグマン経済学教授は4日、マレーシア政府が国外におけるＭドルの流通に対して実施した規制措置はあまりにも硬直しており、「クレージーな通貨統制 」とコメントした。
クラッグマン教授は、「東アジア復興のチャンス」と題するセミナーの休憩時間にストレーツ・タイムズのインタビューに対して以上の考えを語ったが、セミナーの席では、マレーシアの経済危機脱却に楽観的見通しを示した。
それによると、経済が収拾不能に陥った際には、非常事態を宣言せねばならず、その際は経済のルールも破らざるを得ない。短期的な通貨規制は防火壁の役割を果たし、改革に対する自信を回復させることができる。しかし大蔵大臣を逮捕拘留するのは、上策とは言えないと言う。(ST:10/5)

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