1998-10-06 ArtNo.16772
◆<星>第3四半期はマイナス成長も:リー副首相
【シンガポール】リー・シエンロン副首相は4日、国内経済の今日の状況から見て、今年第3四半期の国内総生産(GDP)はマイナス成長を記録する可能性があると語った。
この日リー・シエンロン杯全国サッカー・トーナメントの表彰式に出席後、マスコミのインタビューに応じたリー氏によれば、第3四半期の統計数字は今月末に発表され、手元にまだデータは届いていないが、全国賃金審議会(NWC)は第3四半期の統計数字も配慮した上で、その提案を行うべきである。また中央積立基金(CPF)の納付率を引き下げるとすれば、高額給与所得者も低額給与所得者も一律に引き下げるべきである。1985/86年のリセッションの際も、CPFの雇用主負担分は25%から一律10%に引き下げられたと言う。
今年のGDP成長率に関しては、ゴー・チョクトン首相が先週訪問先のチリで0~1%と予想しており、リー・クアンユー上級相は先月0.5~1%と見通すとともに、マイナス成長に陥ることはなかろうとの見通しを示した。また通産省の公式発表では0.5%~1.5%が予想されている。ちなみに今年第1四半期は6.1%、第2四半期は1.6%の成長が記録された。(LZ,ST,BT:10/5)
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