SEAnews 1998-10-05 ArtNo.16765

【プタリンジャヤ】アンワル前副首相は3日午前11時、厳重な警護の中ユニバーシティー・ホスピタルに赴き、総合的な医療検査を受けた。
これは拘留中に警察官から暴行を受けたとのアンワル氏の訴えに対して、地裁が法廷指定医療施設における検査を認めたのに伴うもの。検査は整形外科医のダト・ドクター・ボルハン・タン氏を長とする医療チームが担当、ポリクリニックに隣接した特別室で実施された。
アンワル氏が検査を受けたた階は封鎖され、家族を含む一切の訪問が禁止された。これは治安維持法下に拘留された全ての者に適応される措置とされ、記者やカメラマンの立ち入りも禁止された。
マハティール首相は独立チームの調査の結果、警察官の違法行為が発見されれば、断固たる措置を採ると保証している。マラッカ刑事調査局(CID)のマ・ザイン・イブラヒム警視長補を長とするチームが調査を担当、ボルハン・タン医師とダト・ドクター・キュー・シオントン理療士が支援を提供する。チュア・ジュイメン保健相によると、医師らは検査結果を法廷に報告することになる。しかし同報告の期限は特に定められていないと言う。(STAR:10/4)