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1998-10-05 ArtNo.16764
◆＜馬＞米国大手電子会社、クチンに工場進出／空港倉庫施設を拡張
【クチン】米国の上場電子企業がサラワク州クチンのサマ・ジャヤ自由工業地区(FIZ)にハイエンド・コンポーネント工場を建設する見通しだ。
サラワク州のアバン・ジョハリ・トゥン・オペン工業開発部長が2日明らかにしたところによると、既にマレーシアやシンガポールに工場を有する同大手企業は、東南アジアに新たな工場建設地を求めていたが、サラワク州政府との2度にわたる協議の末、クチンへの進出を内定した。しかしプロジェクトの詳細に関する協議は今後6カ月持続する見通しだ。
一方、プリント基板(PCB)材料製造の米国企業Nelcoインターナショナル・コーポレーションは、サマ・ジャヤＦＩＺにおける操業を2カ月以内に開始する。同社はサラワク州にかなりの大型投資を準備している。
マレーシア・エアポーツBhd(MAB)は、サラワク州政府との最近の会議の結果、クチン国際空港の倉庫施設を現在のサイズから3倍拡大する方針を決めた。航空貨物のフィーダー・サービスは電子工場を誘致する上で極めて重要である。クチン空港の滑走路はＢ747クラスの航空機の離着陸に十分だが、安全を確保する上から滑走路のターンニング・ポイントは拡張する必要がある。ＭＡＢはクチン空港のインフラ開発に3000万Ｍドルの投資を認めていると言う。(STAR:10/3)
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