1998-10-05 ArtNo.16759
◆<星>第3四半期の不動産投資販売83%ダウン
【シンガポール】今年第3四半期の不動産投資販売(開発用地やビルの売却など投資を目的としたもので、個別のユニット販売を除く)は8820万Sドルと、昨年同期の5億1800万Sドルから83%減少した。
不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートン(JLW)が2日発表したところによれば、投資家の自信は、マレーシアの政治的動揺や通貨管制によりマイナスの影響を被った。第3四半期の不動産販売はアップル・コンピューターのアンモーキオ・ストリート62の工場施設(S$3300万)とマイクロポリスのスラゴール・アベニューの工場(S$3450万)を除くと、後は公共部門の競売とバンガロー用地から成る。
JLWは今後更に多くの不動産投資物件が販売される見通しだが、価格は低調に推移すると予想している。
第3四半期には工業用不動産の賃貸料と資産価値も下降、今後一層の下降が予想される。工業用不動産1階の月間賃貸料は、平方フィート当たり2Sドルと、第2四半期に比べ9.1%ダウン、2階以上のそれは平均1.20Sドルと、同上14.3%の下降を見た。
60年借地権付き工業用不動産1階の資産価値は同期に10.8%ダウン、平方フィート当たり330Sドルを記録した。また3階の場合は平均210Sドルと、12.5%下降している。(ST,BT,LZ:10/3)
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