1998-10-05 ArtNo.16757
◆<星>Eコマースは収益拡大よりも競争力強化の手段:サーベイ
【シンガポール】エレクトロニク・コマースを手がける企業は、単に利益の拡大を望むだけでなく、競争力強化やその他のメリットを期待している。
プライス・ウォーター・ハウスの調査(1998エレクトロニク・コマース/インターネット・サーベイ)によれば、こうしたメリットには、顧客サービスの向上、営業コストの削減、市場拡大が含まれる。
調査された83社の内65%がEコマースを手がける主因として競争力の強化を挙げ、35%のものが、営業コストの引き下げを指摘している。これに対して収益増を理由に挙げた者は全体の18%にとどまった。向こう2年間にEコマースを通じて利益の顕著な増大が達成できると回答した者も37%に過ぎない。また5分の2の企業がEコマースに10万Sドル以上を投じるとしている。
またEコマースの阻害要因としては、83%の企業がネットワークのセキュリティーを指摘、技術コストを指摘した企業は43%にとどまった。
電話が盗聴され得るように、インターネットにリンクしたコンピューター・ネットワークもインターセプトされ得る。これに対抗する道はコンスタントなネットワークのモニターとペネトレーション・テストを行う他ないと言う。(ST,LZ:10/3)
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