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	1998-10-03 ArtNo.16753 
	◆<印度>TVS、スズキのネットワーク利用し世界市場進出 
	【ニューデリー】TVSスズキはスズキの国際ネットワークを通じて輸出を加速、国際的プレゼンスの確立を図る。TVSスズキはまた2004年までにモータサイクル、スクーター、モーペッドを含む全てのカテゴリーの製品を、4ストローク・エンジンに転換する計画だ。 
  TVSスズキのVenu Srinivasan会長によると、同社は独自の製品により国際プレーヤーを目指すよりも、スズキのネットワークを利用する道を選んだ。スズキのコストは日増しに上昇しているが、インドの経営コストは低い。スズキは恐らくインドを輸出拠点にすることにより、コスト上昇に対応するものと見られる。 
  TVSスズキはこれまで急速に成長する国内市場の開拓に専心、輸出を手がけて来なかったが、今や輸出市場に目を向けており、当面は製品の10%の輸出を目指す。 
  TVSスズキは目下4ストローク・エンジン搭載のスクーターの独自開発計画を進めている。同プロジェクトのコード・ネーム“ネオン”は、フォードの同名のプロジェクトの成功にあやかるため。しかしコンセプトは日本のものに基づいている。他人の技術を買収することもできるが、それでは新製品を開発するノーハウを培うことができない。また現在どこにも4ストローク・ギア・テクノロジーは存在しないことから、TVSスズキは同技術を独自開発する方針を決めた。TVSスズキはコンピテンシーを培う必要があるが、他社の技術に依存したのでは不十分である。 
  TVSスズキはインドの800万台の潜在2輪車市場の25%のシェア獲得を目指していると言う。(ET:10/2) 
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