1998-10-03 ArtNo.16742
◆<星>EDB、多国籍企業と共同で新卒500人に海外訓練
【東京】経済開発局(EDB)は、向こう2~3年間に5000万Sドルを投じ、多国籍企業の協力の下に、新卒エンジニア500人を海外で訓練、景気回復時に必要とされる人材をプールする。
リー・シエンロン副首相が4日間の訪日日程を終了した1日、随行記者団に語ったところによると、EDBは海外訓練計画(OTP)の下、訓練がなされる場所に関わらず、認証された訓練計画のコストの全額を補助する。
これにより景気不振に関わらず新卒者の雇用が確保され、しかも最新の技術/ノーハウを身につけることにより、景気回復時に十分にその力を発揮することができる。もし同スキームが存在しないなら、新卒エンジニアは景気後退時には、その学んだ技術に無関係な職に就かねばならなくなる。こうした専門外の職に就いた者が2~3年後に本来の職種への復帰しようとしても実際上極めて難しい。
EDBはこれ以前からOTPの下に海外訓練を補助しており、目下100人近くが同スキーム下に訓練を受けている。しかし今後は組織的により大きなスケールで実行する。1人当たりの訓練コストは平均10万Sドル前後と見られ、多国籍企業の本社等で1~2年訓練を受けることになる。この種のスキームは地元企業にも適応可能で、例えば地元産業改良計画(LIUP)等を利用できると言う。(ST,BT,LZ:10/2)
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