1998-10-03 ArtNo.16741
◆<星>CPF積立率5~10%カット:首相
【サンティアゴ】シンガポール政府は中央積立基金(CPF)の納付率を5~10%カットする計画で、これにより雇用主はかなり大幅なコスト削減ができる。
ゴー・チョクトン首相は1日、訪問先のサンティアゴで以上の消息を語った。それによると、CPF納付率だけでなく、給与可変部分にも一層の調整が加えられ、ボーナスは一部カットされる。
柔軟な賃金制度は景気後退の折りに対応できるよう準備されたもので、同システムを導入した際、政府は「シンガポール経済が永遠に力強い成長を続けると期待することはできない。リセッションが到来した日には給与に調整を加えねばならない」と予告したが、その日が今到来している。政府は全般的なビジネス・コストを15~20%削減する計画で、向こう3~6ヶ月間に給与調整、減税、電力料引き下げ、不動産賃貸料の下方修正、港湾料金の減額、その他政府の制御下にあるコストの削減を通じて、以上の目標を達成する。
これによりシンガポール経済は中期的に競争力を強化、アジア経済危機が終息した際、他の国々との競争に耐えることができると言う。(ST,BT,LZ:10/2)
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