【ペナン】ハード・ディスク・ドライブ(HDD)業界や半導体包装業界向け精密部品の製造を手がけるペナン拠点のEng Teknologi Holdings Bhd(ETHB)は、1998年6月期に前年同期の293万Mドルを361%上回る1350万Mドルのグループ税引き前利益を計上、営業額も2656万Mドルから6258万Sドルに136%アップした。
ETHBのアルフレッド・テー重役(MD)が水曜(9/30)語ったところによれば、好業績の原因としては規模の経済性実現、製造業務のリージョナル化、積極的なマーケッティング、製造コストの引き下げ、生産性の向上が挙げられ、特にフィリピンと中国の子会社が大きく貢献した。不測の事態が生じない限り、下半期も同様な業績が見込める。
同社は1450万Mドルを再投資し、マレーシア、フィリピン、中国の操業を拡充する。フィリピンのラグナ工場の拡張と工場用地の購入には830万Mドル、香港における事業の近代化と自動化には620万Mドル、Engtek Research and Development Sdn Bhdの設立には250万Mドルが、それぞれ投資されると言う。(NST:10/1)