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1998-10-02 ArtNo.16724
◆<星>金融規制緩和後も依然慎重な通貨政策維持:副首相
【シンガポール】最近の一連の金融制度改革でシンガポールの通貨政策はこれまでに比べ柔軟なものになったが、Sドルの国際化は依然として回避される。
野村証券が水曜(9/30)主催したセミナーの席上、シンガポールがマレーシア同様外為規制を導入する可能性を問われたリー・シエンロン副首相兼金融管理局(MAS)会長は、以上の説明を行った。それによると、ホット・マネーの流入や流出により、Sドル相場が動揺し、シンガポール経済が打撃を受けるような事態は回避せねばならない。繁栄がもたらされるなら、市場を完全に開放すべきだと言うのが、一般論だが、シンガポールはこうした主張は受け入れない。過去数ヶ月の経験もこうした点を立証している。
マレーシアの通貨規制の影響に関しては、マレーシア経済が首尾良く再建されるなら、シンガポールはその恩恵を受けられ、逆に失敗すれば、シンガポールは深刻な打撃を被る。マレーシアの通貨統制により、Mドルやマレーシア株の取引が困難になったのは、確かにシンガポールにとって損失だが、それは小さな問題で、マレーシアの成功こそ、シンガポールが最も希望するものである。
アジアの金融危機は域内諸国の経済のみならず、政治も動揺させたが、シンガポールは、政治改革が、建設的、前進的なもので、結果としてハイ・パフォーマンスな政府が樹立され、経済建設も進捗するよう望んでいる。もしそうならシンガポールは、これと競争するよりも、支援を提供する。
シンガポール自体については、強靱な経済/社会基盤の構築や、投資誘致/競争力強化に役立つような多角的な国際リンクの構築を目指す。もし日本、米国、欧州等との間にこの種の多角的なリンクが形成されるなら、譬えその内の1つが揺らいでも、シンガポールは依然として繁栄を維持し、少なくとも困難を切り抜けることができると言う。(BT,ST,LZ:10/1)
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