1998-10-01 ArtNo.16712
◆<星>フィリップス、台湾企業/EDBとウエハー工場建設
【シンガポール】ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスは、タイワン・セミコンダクター・マニュファクチュアリング・カンパニー(TSMC)及びシンガポールの経済開発局(EDB)と48:32:20の出資率で12億米ドルを投じ、2000年第2四半期の稼働を目処に、ウエハー工場を建設する。
パートナー3者が火曜(9/29)共同発表したところによれば、パシル・リス・ウエハー・ファブ・パークに建設される工場には7000平米のクリーン・ルームも設けられ、年間36万ユニットの8インチ・ウエハーが製造される。2003年には従業員は900人に達し、この内半ばがハイレベルの技術労働者で占められる。
同ウエハーは主に消費用電子産業や通信産業に使用されるアドバーンスト・ロジック/システム・オン・シリコン半導体で、フィリップス幹部によると、2000年にはロジック・チップの需要が力強い回復を見るはずと言う。
EDB幹部によれば、今年の半導体生産はほぼ昨年並みの107億米ドルと見込まれ、DRAMチップ価格には回復の兆しも見られるが、誰にも断言することはできないと言う。市場調査会社データクエストによれば、世界の半導体生産は今年6%ダウンするが、来年は12%の成長回復が見込めると言う。(ST,BT,LZ:9/30)
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