1998-09-30 ArtNo.16701
◆<馬>サン/QAD、製造業コンピテンシー・センター開設
【プタリン・ジャヤ】QADインクとサン・マイクロシステムズ・インクは、顧客やパートナーが両社のネットワーク・コンピューティングやエンタープライズ・リソース・プラニング(ERP)に関わる技術や経験にアクセスできる、初の製造業コンピテンシー・センターを開設した。
CSAマレーシアの本社ビル内に10万米ドルを投じて設けられた同センターにはサンのサーバーや記憶装置、QADのERPソフトウェアが備えられている。CSAは地元のシステム統合会社で、サンとQADのパートナーを務めている。
サン・マイクロシステムズ・マレーシアSdn Bhdのゴビナタン・ピライ重役(MD)によると、コンピテンシー・センターの設立は顧客にサプライヤー・レベルのサービスを提供する努力の一環で、今年末までにはタイにも域内第2のコンピテンシー・センターを設ける計画だ。一方、マレーシアにおける同社営業額は30~40%の成長を見る見通しと言う。
QADのGreg Cathart副社長(医療ビジネス担当)によると、同社は向こう6ヶ月間にアジア太平洋地域の売上が35%の成長を見るものと予想しており、その大きな部分が医療ビジネスで占められそうだ。医療ビジネスは昨年のアジア太平洋地域売上に10億米ドル貢献した。同社は中規模企業をターゲットにしており、SAPとBaanに支配される大手企業を無視する戦略が同社の急成長につながったと言う。QADは今年末にはフラッグシップのMFG/PRO新バージョンを市場に投入する計画だ。(STAR:9/29)
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