1998-09-29 ArtNo.16683
◆<星>50年後には欧米日中が世界をシェア:上級相
【シンガポール】東アジアの中産階級は21世紀中葉、従って50年後には25億人に達する可能性があり、その際、アジアの世紀やアジア太平洋時代が到来するか否かは別にして、欧米の白人が世界を支配する時代は終わり、日本人や中国人とシェアせねばならなくなる。
リー・クアンユー上級相は先頃(7/4)クリストファ・パッテン前香港総督のインタビューに応じ、以上の見通しを語った。BBCが26日放映したインタビュー録画の中でリー氏が語ったところによると、欧米は既に日本人とこの種のシェアを行っているが、その膨大な人口から中国人とのシェアには、大きな困難を感じるものと見られる。
とは言え中国が欧米のレベルに達するにはその後さらに50年を要するものと見られる。後半の50年の中国の成長は現在の半分程度に鈍化するが、その消費は膨大な量にのぼるはずと言う。(LZ,ST,BT:9/28)
|