1998-09-28 ArtNo.16674
◆<印度>タミールナド、エチレン事業を日本企業と協議
【チェンナイ】タミールナド・インダストリアル・デベロプメント・コーポレーション(TIDCO)はチェンナイ近郊に7000クローを投じ、年産55万トンの処理能力を有するナフサ・クラッカーを設ける計画で、既に日本企業が同プロジェクトへの出資に関心を見せている。
ナフサ・クラッカーはTidcoがEnnoreに計画する石油化学パーク内に設けられ、エチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンが生産される。同プロジェクトに11%出資するTidcoは、当初政府から年間30万トンの処理能力を有するクラッカーを設ける認可を得たが、その後の調査で経済的観点からすれば、最低55万トンのキャパシティーが必要との報告がなされた。このためTidcoは製造能力を25万トン追加することを政府に申請している。
某日本企業と既に関係合意書を取り交わしているが、まだ最終決定は下されていない。国内企業ではBharatペトローリアム・コーポレーションLtd(BPCL)が関心を表明しいる他、複数の石油化学企業との提携が検討されていると言う。(ET:9/26)
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