SEAnews 1998-09-28 ArtNo.16669

【クアラルンプル】アンワル氏支持者による最大規模の平和行進が土曜、クアラルンプル市内で計画されたが、警察当局の取り締まりと厳重な警備態勢に阻まれ、参加者は3000人余りにとどまった。
ストレーツ・タイムズが報じるところによると、アンワル氏支持者は過去数日、この日、クアラルンプル市内3カ所(ﾅｼｮﾅﾙ/ﾏｽｼﾞｯﾄﾞ･ｼﾞｬﾒ/ﾏｽｼﾞｯﾄﾞ･ｼﾞｬﾗﾝ･ｲﾝﾃﾞｨｱ)のモスクに集合し、ムルデカ広場まで平和行進するよう呼びかけるビラを配布していた。当初の計画ではムルデカ広場に集合後アンワル氏の録音スピーチが再生された後、愛国行進曲と国歌の合唱により、ショーは幕を閉じるはずだった。しかしこの日は早朝から制服／平服の警官隊がこれら3モスクや周囲の礼拝堂に配備され、ムルデカ広場へ通じる道路も閉鎖されたことから、バリケードを巡らせた広場周辺に集合した者は、午後5時時点で約3000人にとどまった。
警官隊の幹部がその後群衆に向かって解散を説得、女性や子供の姿が無くなった後、説得を受け入れぬグループに対する放水による実力行使が開始された。その後、7時45分にはバリケードは撤去され、ムルデカ広場は再び開放された。
これに先立つ金曜にはナショナル・モスクに約2000人のアンワル氏支持者が集合したが、警察の実力行使により3人が逮捕されたと言う。(ST,BT,LZ,STAR:9/26,27)