SEAnews 1998-09-28 ArtNo.16665

【シンガポール】地上工事の総合的ソルーションを提供するＰＳＬホールディングズLtdはセスダック登録を原則的に認可された。
ボード・パイリング／マイクロパイリング／海事アンカー・ワーク等の基礎工事サービスや、地滑り防止／土壌補強／地固め等のジオテクニカル・エンジニアリング・サービスを中核業務とするＰＳＬは1983年に設立されて以来、特殊陸上工事領域の主要プレーヤーに成長した。
子会社のＰＳＬエンジニアリングは、建設業開発局(CIDB)から地質調査／基礎工事領域におけるＬ5以上の工事を請負う資格を認められた地元企業7社中の1社に数えられる。また別の子会社ロータリー・パイリングは、杭打ち工事領域で5000万Ｓドルまでの工事を請け負えるＧ7資格の認定を受けている。
ＰＳＬエンジニアリングとロータリー・パイリングは共に今年2月にＩＳＯ 9002の認定を受けたが、ＣＩＤＢは来年7月以降、3000万Ｓドル以上の公共工事を請け負う企業にＩＳＯ 9000資格の取得を義務づけている。このため既にＩＳＯ認定を受けた両子会社は一層優位に立つことができる。
1997年度のグループ営業額は3280万Ｓドル、税引き前利益は400万Ｓドルを記録した。創設者のリー・チェンペック重役(MD)は、グループは地上工事領域では、ワンストップ・サービスを提供できると語っている。(BT:9/26)