1998-09-28 ArtNo.16663
◆<星>電子市況、来年第1四半期に回復も:ドイツ半導体会社幹部
【シンガポール】域内電子産業市況は来年第1四半期にも回復に転じる可能性がある。
ドイツのシリコン・ウエハー会社Wacker Siltronic AG当地子会社Wacker Siltronic Singapore(WSS)のHerbert Rauh社長が25日催されたビジネス本部(BHQ)ステータス授与式の席上語ったところによると、一般に市場筋は来年半ばの回復を予想しているが、同社のスポット受注は上向いており、回復の時期は早まる可能性がある。
WSSが6億5000万Sドルを投じてタンピニースに建設中の新工場は来年7月に稼働、最終的に月間25万ウエハーの製造能力を備える。同社の目標は、アジア売上を世界営業額の20%まで引き上げること。しかし今年のグループ売上は昨年の17億マルク(S$17億)を僅かに下回る見通しと言う。
この日はエンジニアリング・サービスのLGMEIアジアと海事探震調査会社のペトローリアム・ジオサービシズ・アジア・パシフィックも経済開発局(EDB)からBHQステータスを認められた。EDBによると、これら3社により、新たに300人分の就業機会が創出される見通しだ。同局は今年輸出サービス部門だけで5000人分の就業機会創出を目指していると言う。(ST,BT:9/26)
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