1998-09-25 ArtNo.16644
◆<印度>タタ・スチール、ベアリング合弁事業から撤退
【ムンバイ】タタ・スチールは、米国Timken Companyと各40%出資するベアリング製造会社Tata Timkenからの資本引き上げ問題を、パートナーと協議している。
タタ・スチール幹部は、同合弁会社が製造を手がける自動車業界向けテイパード・ローラー・ベアリングにそれほど大きな展望は存在せず、先端技術の移転も見込めないのが撤退を決めた理由と語った。タタのベアリング部門は多額の赤字を抱え、最近はプレート工場も閉鎖している。
タタ幹部によると、当初は一部権益を米国パートナーに売却する可能性も検討したが、結局完全に手を引く方針を決め、目下最終段階の交渉を進めていると言う。しかし同氏は売却価格には触れなかった。(IE:9/24)
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