1995-05-20 ArtNo.1664
◆<馬>サイムも、米国エアタッチ社と合弁で衛星通信事業に進出
【クアラルンプル】農園/製造/石油・ガス等幅広い業務を手掛ける地元複合企業のサイム・ダービー・グループは18日、新設子会社SDホールディングズを通じて米国拠点のエアタッチ・コミュニケーションズ(エアタッチ・インターナショナル/エアタッチ・サテライト・インク)と70:30の出資率で衛星通信事業グローバルスター・サービスを手掛ける合弁契約を結んだ。
グローバルスターは44個の低軌道衛星を通じて全世界をカバーする通信網を構築しようと言うもの。衛星は97年に打ち上げられ、98年から先ず24個の衛星によるサービスを開始、99年年央にはフル稼働体制に入る。これにより現在PSTN(パブリック・スイッチング・テレフォン・ネットワーク)やセル式電話サービスがカバーしていない農村部でも携帯電話や自動車電話が使用できるようになる他、データ通信、ページング、測位システム、ローミング等にも利用できる。エアタッチは米国、欧州、アジアで業務を手掛ける指導的な無線通信事業会社とされ、SDホールディングズは既にマレーシア当局に関係ライセンスの発行を申請済みと言う。(NST,STAR:5/19)
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