1998-09-25 ArtNo.16634
◆<星>オフィス賃貸料、世界主要都市中14位に後退
【シンガポール】シンガポールのオフィス賃貸料の世界番付は景気低迷とシンガポール通貨(Sドル)の軟化から、昨年の8位から今年は14位に一層の後退を見た。
CBリチャード・エリスの調査報告によれば、シンガポールの今年6月時点のオフィス賃貸料は平方フィート当たり50.87米ドルと、昨年同月比38%下降した。ちなみにクアラルンプルでは14.66米ドルに44.6%、ジャカルタでは16.86米ドルに34%、それぞれ下降している。
またシンガポール・オフィスの入居率は価格競争力が強化されたにも関わらず、昨年の88.8%から85.9%に2.9%ポイント下降、報告書は景気不振が持続するなら1999年には82~84%に一層下降するものと予想している。
ちなみに世界で最も賃貸料が高いのはロンドン市街の116米ドル、以下ロンドン西部、香港、ボンベイ、モスクワ、東京市内、デリー、パリ、東京郊外、サンパウロと続く。(BT,LZ:9/24)
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