1998-09-24 ArtNo.16618
◆<星>Hicom、テッカ・コーナー・サイトの買い手募集
【シンガポール】マレーシアの上場コングロマリットHicom Holdings Bhd(HHB)は2年前に都市再開発局(URA)の土地セールで落札したTekka Cornerの99年借地権付き土地2区画、合計6万8158平方フィイートの買い手を探している。
Hicomはシンガポール政府が6月に導入した予算外景気浮揚策を利用して政府放出地を転売する最初の企業になる見通しだ。リチャード・フー蔵相は景気不振から財政難に陥ったデベロッパーを救済策するため、1999年末までの暫定措置として、政府放出地を落札したデベロッパーがこれらの土地を売却するのを認めた。
HHBと地元のGema Holdingsの95:5の合弁会社Corwin Holdingsは1996年半ばに同地を8400万Sドルで落札した。プロット・レシオ3.5倍のホワイト・サイトには、合計床面積23万8553平方フィートの商業ビル、商業/住宅複合ビル、ホテルのいずれかを開発できる。
Corwinからエージェントに指名されたエドモンド・タイ・アンド・カンパニーによると、Corwinは7階建てと10階建てのオフィス/小売り複合ビルの開発計画を既に原則的に認められていると言う。
アナリストによると、Hicomの落札価格は開発可能床面積を基準にして平方フィート当たり352Sドルに相当するが、現在の市況では同上平方フィート当たり200Sドル以下から210Sドル前後で売却できる見通しと言う。(ST,BT,LZ:9/23)
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