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1998-09-23 ArtNo.16604
◆＜星＞ネット諮問委員会、電子取引倫理綱領の制定提案
【シンガポール】全国インターネット諮問委員会（NIAC)は、シンガポールにおけるＥコマースの成長を促す努力の一環として、インターネット取引に関わる自己規制的産業綱領を立案する必要を指摘している。
ＮＩＡＣが21日発表した年次報告書によると、自己規制的な産業綱領(ICP:ｲﾝﾀﾞｽﾄﾘｰ･ｺｰﾄﾞ･ｵﾌﾞ･ﾌﾟﾗｸﾃｨｽ)に基づく円滑な電子取引を確保するため主要業界の代表から成る独立の認証機関(IAB:ｲﾝﾀﾞｽﾄﾘｰ･ｱｸﾚﾃﾞｨﾃｰｼｮﾝ･ﾎﾞﾃﾞｨｰ)を創設する必要がある。ＩＡＢは企業が業界により認められた取引基準を満たしていることを認証し、こうした基準を満たせぬ企業の認証を取り消す。またＩＡＢはＩＣＰの運用に際しては、コストや利便性に配慮する一方、サービス・プロバイダーの経済的ニーズに過度に妥協することがないよう気を配る。
ＮＩＡＣは、Ｅコマースに関わる主要問題の1つ、即ち電子取引や個人情報の交換に際してのセキュリティーやプライバシーを保護するため複数の提案を行っている。Ｅコマース・サービス・プロバイダーは、ビジネス記録や個人情報は、必要な際にのみ収録、使用して、その秘密を保護せねばならない。サービス・プロバイダーは同時にこれらのデータを常にアップデートし、その正確さを確保せねばならず、これらの記録を消去もしくはアップデートするユーザーの要求に応じねばならない。(BT,LZ:9/22)
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