1998-09-23 ArtNo.16603
◆<星>LTC、3-4年内に中国電話事業が主要収入源に
【シンガポール】中国における電気通信事業が向こう3~4年内にシンガポール証取(SES)メインボード上場企業Lion Teck Chiang(LTC)の主要な収入源に成る見通しだ。
LTCのサムチョンキーン重役(CEO)によると、同社の不動産開発ビジネスと鉄鋼ビジネスの見通しはそう明るくない。テレコム事業は、人民元の相場が現状レベルを維持するなら、2000年にはLTCの純益に20%貢献する見通しだ。
中国の3省でGSMネットワークを経営するLTCは、チャイナ・ユニコム・フランチャイズ下の最大の外国投資家で、第4のプロジェクトとして光ファイバー・ネットワーク事業にも参画している。陝西モービル・フォーン・ネットワークは利益を上げ始めており、貴州ネットワークの契約者は現在6000人と、1万人の損益分岐点に今一歩。この他河南のGSMネットワークと広東省における光ファイバー・ネットワークを手がけ、後者は今年末乃至来年初に稼働する予定。
チャイナ・ユニコムは中国におけるGSMネットワークの経営ライセンスを有する2社中の1社。LTCの強みは中国語オペレーティング・システムだが、同社は目下、より高度な技術/ノーハウを備えた外国パートナーを物色している。LTCは、上記4プロジェクトに8640万米ドルの投資を約束、これまでに既に3000万米ドルを投資してきたと言う。(BT:9/22)
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