1995-05-20 ArtNo.1660
◆<星>OEM比率拡大に伴う利益縮小はない:アズテク社長
【シンガポール】サウンドカードやCD-ROMドライブなどをプレインストールしたパソコンを販売するメーカーが増える中で、マルチメディア部品ビジネスのOEM(相手先商標製造)販売比率がさらに拡大する見通しだ。
業界トップのクリエイティブ・テクノロジーも最近ビジネスの重点を小売市場からOEM市場に転換を図っているものの最近の四半期レポートでは60%の減益を報告した。この点に関してアズテク・システムズのマイケル・ムン社長はBT紙に対して、低マージンのOEM販売が同社業務のほぼ80%を占めるものの、OEM事業に対応した費用構造をとっているため利益縮小を被る恐れは少ないと語った。一方、アズテクのインドネシア市場進出計画は暗礁に乗り上げたようだ。H.P.ムン重役によると、同社はインドネシアのPTスター・インダ・インドビジョンと合弁で衛星放送製品やマルチメディア製品の製造を来年から始める計画だったが、当局の認可が見送られた。同氏は「インドネシア側のリストラが原因で、合弁が最終的にどうなるか現状では確言できない」としている。(BT:5/19)
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