1998-09-22 ArtNo.16598
◆<印度>電信局、169万回線交換機納入契約来月中にも発注
【ニューデリー】電信局(DOT)は昨年募集した1000クロー余りの交換機の購買入札を来月末までにまとめ上げる計画だ。
同プロジェクトは当初169万回線分の交換機の購入が予定されていたが、入札間際に130万回線に下方修正された。しかし今回は再度もとの169万回線に修正されている。
これは入札募集時には1997/98年度分のみだったが、1年にわたる遅延で、今年内に350万回線の敷設を目指す、DOTの目標を達成するには、規模を拡大する必要が生じたと言う。
過去1年間にルピーの対米ドル・レートは1米ドル=35ルピーから42.5ルピーに軟化したが、DOTは依然として業者が1回線あたり5351ルピー前後で請け負うことを希望、ルピー軟化に伴うコスト・アップは契約規模の拡大で、埋め合わせられるはずとしている。
しかし入札業者らは、169万回線の35%はITIとヒンドスタン・テレプリンターLtd(HTL)に配分され、残りの65%が民間業者に分割されるため、1社当たりの請負量は20万~25万回線に過ぎず、これではDOTが望む価格ではとても請け負えないとしている。(THBL:9/21)
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