【クアラルンプル】国産車プロトンの総販売代理Edaran Otomobil Nasional Bhd(EON)は、過去2カ月間に記録された好調な売り上げから、プロトン販売が上昇基調に転じたものと見ている。
EONのアズミ・アブドゥル・ワハブ重役(MD)が先週土曜、ジョホール州スナイに全国に先駆けて設けられたサービス・キオスクの開所式後語ったところによると、今年2月のプロトン販売は2300台にとどまったが、7月には6140台、8月には7456台が販売され、増勢が生じている。
国民は国内経済の先行きに明るい見通しを抱き始めており、加えて自動車ローンの規制緩和とEONの積極的な販促が奏功したものと見られる。同社はこれまで各種のアクセサリーを装備した車両を販売してきたが、最近はアクセサリーをつけないベーシックなモデルの販売に力を入れている。
EONは今年初8カ月に3万9000台を販売、イスワラが全体の60%を占めた。ちなみに昨年同期には14万台が販売され、ベスト・セラーはウィラだった。
同社は今年末までにフランチャイズ方式により新たに15のサービス・キオスクを設け、全国の小都市にまで肌理の細かいサービスの提供を目指す。各キオスクの資本金は最低10万Mドルで、既に87件のアプリケーションが受理されていると言う。(NST:9/21)