1998-09-21 ArtNo.16579
◆<馬>英国企業、月間平均M$10億投資:英国高等弁務官
【クアラルンプル】英国企業は最近月間10億Mドルのペースでマレーシアへの投資を行っており、これには、英国業界のマレーシア経済に対する信頼の高さが反映されている。
クアラルンプル駐在英国高等弁務官事務所が18日発表したところによると、ブリティッシュ・エアロスペース、ブリティッシュ・テレコム、ブルー・サークル、ナショナル・パワー等はマレーシア企業との戦略提携の先導役を務めている。
ブリティッシュ・テレコム(BT)はビナリアンBhdの33%権益に18億Mドルを投じるが、これはBTにとってアジアにおける過去最大の投資になる。
マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)プロジェクトは英国投資のもう1つの成長領域で、英国企業6社がMSCステータスを認められた他、MSC国際顧問パネル(IAP)にはブリティッシュ・テレコム、Madge Network、ロイター、ケンブリッジ大学の代表が加わっている。この他、AnalysysとC.Macもサイバージャヤに既に進出を果たした。
今年初6カ月には化学と運輸に関わる合計4800Mドルの英国投資2件がスラゴール州でなされた。ジョホール、クダ、ペラ、サバ、トレンガヌの諸州にも、同規模の投資が行われている。
クアラルンプル・シティー・センターで催されるUK.Tody@klcc展示会は、KL訪問中のエリザベス女王主宰で明日(9/22)開幕式が行われ、10月4日まで英国の創意、デザイン、最先端技術が紹介される。
ペトロナス・ツイン・タワーに鋼材を供給したBritish Steel、道路建設関連品の専門会社Prismo Ltd、University of Nottingham、コミュニケーション製品のデザインと製造を手がけるPlextex Ltd、マレーシアの航空産業界で積極的に活動するRolls-Royce Engineering、軽便鉄道STAR-LRTの建設プロジェクトに参画したTaylor Woodrowを含む英国企業74社が同展示会に出展する。(STAR:9/19)
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