1998-09-21 ArtNo.16576
◆<馬>今年の経常収支はM$200億黒字記録:副蔵相
【イポー】今年の経常収支はマレーシアの経済史上初の黒字が見込まれ、しかもその額は空前の200億Mドルに達する見通しだ。
アフィフディン・オマル副蔵相が18日催されたペラ州マレー商業会議所の会議に出席するに先だって語ったところによると、こうした黒字は政府の輸入抑制措置の奏功に加え、輸出の急増による。
経常収支の黒字は外国投資家のマレーシア経済に対する信頼回復に役立つ見通しで、政府は国内資金の海外流出抑制に一層努力する。マレーシアが抱えるこの方面の問題には、海外企業へのプロフェッショナル・フィーの支払いや外人労働者の本国への送金が含まれる。
大蔵省は経験を積んだ退職公務員を民間業界に紹介するマッチメーカーの役割も担い、専門人材の供給逼迫解消に努める。政府はまた120億Mドルを準備し、インフラ開発プロジェクトの復活を促進する一方、専門委員会を設けて、5000万Mドル以上の借款を取り入れた民間企業の債務再編を支援している。これらは大蔵省のビジネス・フレンドリー戦略の一環と言う。(STAR,LZ:9/19,ST:9/20)
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