1998-09-21 ArtNo.16570
◆<星>電子製造のベンチャー、半期に40%増益、下期も好調予想
【シンガポール】メインボード上場の電子契約製造会社ベンチャー・マニュファクチュアリングの半期グループ営業額は3億1300万Sドルと、僅か5%の伸びにとどまったものの、純益は39.5%増の2220万Sドルを記録した。
ウォン・ギットリョン重役(CEO)が18日発表したところによると、上半期の実績は満足でき、マージンも7~8%と良好な水準を保った。
下半期は季節的要因に加え、プリンティング/イメージング部門の一連の新製品投入や、コンピューター周辺機器部門及びデータ・コミュニケーション部門に対する旺盛な需要が予想されるため、一層の好業績が見込める。
限られた資本支出に関わらず、利益が堅調な伸びを見たことから、現金準備は1997年6月の1億6780万Sドルから2億1720万Sドルに30%増加した。来年は豊富な内部資金を梃子に事業の拡張を図るが、一定量の現金は留保する。
来年は2000万~3000万Sドルを投じてシンガポール、米国、マレーシアの既存施設の製造能力を拡張する他、バタム島における新工場の建設や企業買収も検討されている。十分な現金を有するにも関わらず、投資対象が見いだせないような場合には自社株を買い戻すケースもあるが、それは最後の選択と言う。(ST,BT:9/19)
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