1998-09-19 ArtNo.16564
◆<印度>Nalco、ストリップ・カスティング施設を稼働
【アヌグル】ナショナル・アルミニウム・カンパニーLtd(Nalco)は、76.43クローを投じてAnugulのアルミ精錬コンプレックスに増設した年産2万6000トンのストリプ・カスティング施設を去る日曜に稼働させた。
イタリヤのFata Engineeringの技術支援を得て設けられた同施設は第2期工事で年産3万9000トンに拡張される。
目下インド国内では年間6万9000トンのカスト・ストリップが製造されている。向こう5年間にカスト・ストリップの需要は年率2~3%増大する見通しで、Nalcoはアルミニウム市場における地歩を一層固められるものと期待している。
一方、1998/99年第1四半期の純益は59クローと、前年同期の64クローを下回った。減益の理由はポット・ラインの障害で、政府により雇用された専門家が先週、最終報告書を提出した。同精錬所には480ポットが存在するが昨年3、4月から障害が生じ、7月までに稼働ポットは237に下降した。同社は11月末までに少なくとも370ポットまで回復させる計画と言う。(ET:9/18)
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