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1998-09-18 ArtNo.16543
◆国連貿易開発会議、＜馬＞通貨統制を激賞
【クアラルンプル】国連貿易開発会議(UNCTAD)は16日、マレーシアが実施した通貨統制策をリセッションに陥った他の途上国にも採用するよう推奨するとともに、国際通貨基金(IMF)方式の欠陥を列挙する報告書を発表した。
同レポートは、マハティール首相により今月2日に導入された通貨統制策は、ＵＮＣＴＡＤが今年7月に提案した方式にほぼ一致するものであるとするとともに、経済政策担当者に以下の諸点に注意するよう指摘している。
1）経済危機の最中に経済制度の改革を実行するのは最悪のタイミングと言える。2）通貨危機が当該国の財政問題と密接に関わっている場合、金利を引き上げるなら、企業や銀行の支払不能を惹起し、事態を悪化させるだけである。3）国際的な救済資金により国際債権者の救済が図られている折りには、ローカル通貨の自由変動を放任してはならない。
報告書は以上の指摘を行った後、通貨統制は金融危機を打開する最善の方策であるとするとともに、この種の危機を防止する一層効果的なフレームワークとして更に以下の諸点を提起している、
4）他の経済体を動揺させるような、より大きな経済体の金利／通貨レートの変更に対してより公正な政策監視アプローチを採用する。5）地域的なコンサルテーションや協力を奨励する。(STAR,NST,MBT:9/17)
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