1998-09-18 ArtNo.16542
◆<星>不動産、更に大幅なの値下がりも:ピデムコ・ランド
【シンガポール】民間住宅価格は来年末までに底入れする可能性も有るが、それ以前に大幅な値下がりを見、1996年半ばのピーク時の半値に落ち込む恐れがある。
政府系不動産開発会社ピデムコ・ランドの調査担当デービッド・ホー副社長によると、民間住宅価格は来年半ばにボトムに達する可能性が有るが、1996年のピーク時の価格を基準にすれば、良くて36%、最悪のケースでは48%の落ち込みを見る見通しだ。
都市再開発局(URA)の不動産価格指数は今年6月末までに、連続8四半期のマイナス成長を記録、1996年半ば以来30.9%下降した。1980年代のリセッションでは1983年末から1986年半ばまでの連続10四半期に25.2%の落ち込みを見たが、今回は下降のペースが加速している。
オフィス価格も来年末までに底入れする可能性があるものの、これも1996年半ばのピーク時から32%乃至40%の落ち込みが予想されると言う。(BT:9/17)
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