1998-09-15 ArtNo.16500
◆<馬>全国Y2K対策委、来年6月をデッドラインに
【クアラルンプル】ナショナルY2Kプロジェクト・チーム(NY2KPT)は、いわゆるミレニアム・バグ(従来のコンピューター・チップが2000年「Y2K」以降の年号を認識できない問題)対策の最終期限を来年6月に設定、公共/民間部門に同期日までに対策を完了するよう指導していく方針だ。
エネルギー通信郵政省のヌライザ・アブドゥル・ハミド次官が先週末明らかにしたところによると、公共民間の基幹部門は6月末までにバグの修復だけでなく、修復後のテストも完了するようスケジュールを組まねばならない。基幹部門には医療機関、電気通信、エネルギー、運輸、金融、そして政府機関が含まれる。
NY2KPTは関係当局と緊密に提携し、基幹部門のY2K対策を支援する。これらの当局には中央銀行、保健省、電気・ガス局、電気通信局、民間航空局が含まれる。これら当局は関係部門のY2K対策を支援し、その進捗ぶりをモニター、NY2KPTに報告せねばならない。
NY2KPTはこうして報告された内容に基づき、Y2K対策の完了した組織や製品を登録、その結果を同チームのウェブサイト(www.y2k.gov.my)に公開する。
ヌライザ次官に率いられるNY2KPTには公共民間部門の代表が参加、レオ・モギー エネルギー郵政通信相が議長を務めている。中央政府は公共部門のY2K対策用に3000万Mドルの当初予算を組んでいる。また上場企業はY2K対策に8億Mドル強を投じる見通しと言う。(NST:9/14)
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