1998-09-15 ArtNo.16499
◆<馬>マイクロソフト、地元ソフトデベロッパー2000人育成
【クアラルンプル】マイクロソフト(M)Sdn Bhd(MMSD)は、来年半ばまでに2000人の地元ソフトウェア・デベロッパーを育成する計画だ。
MMSDのスタンレー・ン取締役(アプリケーション・デベロッパー・カスタマー・ユニット)が先週3日間にわたって催された“マイクロソフトと未来”と題するワークショップで語ったところによると、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)に設けられたマイクロソフト・ナリッジ・キャピタル・センター(MKCC)は、その掲げる3つのプログラムの1つとして地元ソフトウェア・デベロッパーを育成する。
マレーシアにおける情報技術(IT)スタッフ中の技術専門家の比率は10%と、日本における7:10や米国における1:1に比べ劣勢なため、マイクロソフトはこの方面の強化に協力する。
ソフトウェア・デベロッパーは1)プログラマーやアナリスト等のプロフェッショナル・デベロッパー、2)エンドユーザー・ツールを用いてソフトウェアを開発するエンド・ユーザー・デベロッパー、3)趣味でソフトウェアを開発するホビー・デベロッパーから成り、MKCCはそのデベロッパー・プログラムを通じて、これらのデベロッパーのためにステップ・バイ・ステップで、ソフトウェア開発のためのフレームワークを提供する。
MKCCはまた、デベロッパーのコミュニティーも組織する。この種のコミュニティーは決して静止的なものではなく、MSC事業の成長とともに進歩・発展し続ける。このためマイクロソフトは、プロフェッショナル・デベロプメント・コンファランス(PDC)、テクエド、マイクロソフト・デベロッパー・ネットワーク(MSDN)、マイクロソフト・オーソライズド・テクニカル・エデュケーション・センター(ATEC)、マイクロソフト・サティファイド・ソルーション・デベロッパー(MCSD)等の一連のイニシアチブを準備している。
第1回PDCは今年5月に開催されたが、来年3月には第2回PDCが開かれる。目下MSDNに参加する約4000人のデベロッパーの25%はホービー及びエンド・ユーザー・デベロッパーで占められている。今年初にはマイクロソフト・ニュー・ストレーツ・タイムズ・ヤング・プログラマー・クラブも組織された。
同社はマレーシアにおける売り上げの8~10%をマレーシアに再投資すると言う。(コンピュータイムズ:9/14)
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