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1998-09-14 ArtNo.16483
◆<馬>通貨管制は世界経済との絶縁を意味しない:ソロモン
【クアラルンプル】マレーシア政府の金融顧問に指名されたソロモン・スミス・バーニーは11日、外国為替管制を導入したからと言って、マレーシアが世界経済への仲間入りを目指す長期目標を放棄した訳ではないと指摘した。
ソロモン・スミス・バーニーのスティーブ・タラン氏がロイターのTVインタビューに応じたところによると、マレーシアは世界経済からの離脱を図った訳ではなく、多額な資金の流出防止を試みたに過ぎない。外国為替統制は後退を意味せず、マレーシア経済の基盤強化に役立つ。
マレーシアの輸出は国民総生産(GDP)の70%以上に貢献しており、この点からもマレーシアが世界経済との関係を断絶し、自ら孤立化する理由はない。また国際社会が資金の流れに関わるルールを樹立できない現状からすれば、マレーシアが採用した措置はかなり正しい選択と言える。
マレーシアは銀行システムの再編と政府の役割に関して早急に結論を出す必要がある。これら2つの問題に回答を出すことは外国投資家を呼び戻す最良の道でもある。如何に必要資金を調達するかが、問題だが、マレーシアは国内市場でその大きな部分を調達することができ、加えて世界銀行もしくはアジア開発銀行から約10億米ドルを借り入れることも可能だ。
安定、再編、回復がマレーシアの経済再建のプロセスであり、安定化の面では既に実績を上げていると言う。(STAR,ST,LZ:9/12)
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