1998-09-12 ArtNo.16463
◆<星>ケッペルの日立造船買収価格に見直し
【シンガポール】ケッペル・コーポレーションは10日、日立造船シンガポールの買収条件に見直しを加え、基準になる後者の株価を1株52.5Sセントから52Sセントに下方修正することで、日立造船と合意に達した。
当初の契約ではケッペル・シップヤードのトゥアス造船所を日立造船シンガポールに注入し、後者の新株により支払いを受けることになっていた。
今回の見直しの結果、取引完了後、ケッペルの日立造船シンガポール持分は当初予定されていた56%から59%に高まる。一方、日立造船の日立造船シンガポール持分は現在の71.4%から29%に下降する。これに伴い公開買付価格も1株52.5Sセントから52Sセントに改められる。同買収は日立造船シンガポールの株主総会の承認を得た後、今年11月に実行される。
取引完了後誕生するケッペル・ヒタチ・ゾウセンの取締役会にはケッペル側が7人、日立が3人の代表を送り込み、バーナード・タン教授が会長、チャールズ・フー氏がマネージング・ディレクターを務める。
ケッペルと日立造船はこの日また中国、インドシナ、インド、ASEAN諸国における投資協力に関する覚書を交換した。(ST,BT,LZ:9/11)
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