1998-09-12 ArtNo.16462
◆<星>GES、年商S$10億達成し、SES上場目指す
【シンガポール】電子製品の製造/流通を手がけるオーストラリア証取上場の地元企業GESインターナショナルは、向こう2年間に売り上げを63%拡大、10億Sドルの大台に乗せるとともに、来年はシンガポール証取(SES)メインボード上場を果たす計画だ。
Goh Lik Tuan会長が10日語ったところによると、同社は1994年以来高度成長を続けており、目標達成は難しくない。GESは1998年6月期に22%増の6億4460万Sドルの年商を達成、純益は23%増の1030万Sドルだった。
GESは1993年にSESメインボード上場を図り、失敗した経緯があるが、ダニエル・ユン重役(MD)によると、SESへの一次上場が果たせれば、オーストラリア上場を停止することも検討する。
中国における製造業務を補完するため、流通事業への100万米ドルの投資を計画している。データミニ商標PCメーカーとして知られる同社は、来月からはアジア/オーストラリア市場向けの日立製パーソナル・コンピューター(PC)とノートブックPCの製造も開始する。
アジア経済危機でライバルの業務が縮小した間隙を突いてシェア拡大を図るとともに、アジア・ビジネスの不振を補完するため米国/欧州への輸出拡大も図っている。米国向け輸出の営業額に占める比率は6カ月前の14%から27%に、欧州向け輸出のそれも4%から6%に拡大したと言う。(ST:9/11)
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