1998-09-11 ArtNo.16453
◆<馬>テキサス・インスツルメンツ、大学と共同でDSP技術振興
【クアラルンプル】テキサス・インスツルメンツ(TI)インクはそのマレーシア・オフィスと地元大学のタイアップを通じて、デジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)技術の普及を図っている。
TIマレーシアが先週主催した1998年第1回全国DSP教育者会議の開幕式後、同社幹部が語ったところによれば、同社の長期的目標はソフト・インフラ、即ちDSP技術を身につけた一群の知的労働者をマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)に供給、マレーシアを域内のDSPセンターにすること。光、音、温度などのアナログ情報をリアル・タイムでデジタル信号に転換するDSPチップは、ネットワーキング、インターネット、高速モデム、ワイヤレス・コミュニケーション、自動車産業、ディスク・ドライブ、工業用制御機器、航行学等の領域における新たな発明/開発を促すことができる。DSPは21世紀のデジタル・ワールドのキー・テクノロジーと言える。
TIマレーシアは目下ユニバーシティー・テクノロジー・マレーシア、ユニバーシティー・クバンサアン・マレーシア、ユニバーシティー・プトラ・マレーシア、ユニバーシティー・ペトロナスと密接な協力関係を結んでいる。
DSP市場は年率25%の成長を遂げ、2000年の市場規模は120億~150億米ドル、マレーシアはその1%を占める見通しだ。
TIマレーシアの昨年の営業額は22%の成長を見たが、今年は19%の成長が見込めると言う。(コンピュータイムズ:9/10)
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