1998-09-10 ArtNo.16440
◆<馬>アンワル氏、改革運動旗揚げ/全国遊説は再度延期
【クアラルンプル】アンワル・イブラヒム前副首相は8日、クアラルンプル市内の自宅で支持者を前にピープルズ・リフォーム・ムーブメント(PRM)の旗揚げを宣言するとともに、国民に平和的な支援を呼びかけた。
アンワル氏は、支持者らの「リフォーマシ」、「リフォーマシ」の合唱の中で、これは民族の相違を超えた運動であり、法制の平等、司法の公正を求めるものであると説明した。
アンワル氏はペナンを皮切りに全国遊説する当初の計画を暫時見合わせ、ここ数日は引き続き自宅で全国から訪れる支持者と会見する方針だ。これはちょうど学校休暇がスタートし、多くの学生の訪問が予想されるためと言う。
クアラルンプル警察当局は、アンワル氏が無届けの集会を行うなら、法に照らした措置を採るが、アンワル氏が自宅で支持者と会談し、集会を催しても、法には触れないとしている。
一方、与党統一マレー国民組織(UMNO)ペナン州ブキ・ブンデラ支部は、この日アンワル氏の政府と党における復権を求める声明を発表した。UMNOブキ・ブンデラ支部長、副支部長、副議長、青年部長、婦人部長連名の同声明は、マハティール首相とアンワル氏に対する変わらぬ支持を表明するとともに、両者は共にリプレースすることのできない指導者であると強調している。(STAR,ST,LZ:9/9)
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