SEAnews 1998-09-10 ArtNo.16432

【シンガポール】今年3月期に1億4030万Ｓドルの特別項目損失を計上、投資家らを驚かせたセスダック登録の地場電子会社ゴールドトロンLtdは、目下債務再編協議を進めている。
ゴールドトロンの今年3月期の長期負債は1億9620万Ｍドル、短期負債は4990万Ｓドルで、1996年12月期の長期負債は1億9400万Ｓドル、短期負債は6640万Ｓドルだった。(同社は会計年度を変更している)
より詳細に見ると、担保付き長期借入が1億9500万Ｓドル、無担保短期借入が1070万Ｓドル、無担保長期リボルビング・ローンが1億970万Ｓドル、社債が4840万Ｓドル、変動利付きノーツが1600万Ｓドル、当座借り越しが3920万Ｓドル(返済期間12カ月)となっており、金利負担は2130万Ｓドルと、1996年12月期の1520万Ｓドルから大幅に拡大している。
ゴールドトロンが年次報告書の中で明らかにしたところによれば、債務再編交渉が完了すれば、新たな挑戦に立ち向かう有利な地歩を固めることができ、一連の戦略提携も検討されていると言う。(BT:9/9)