1998-09-10 ArtNo.16431
◆<星>全国賃金審議会9月23日に昇給ガイドラインに見直し
【シンガポール】政労使3者の代表から成る全国賃金審議会は今月23日に再度会合し、今年の昇給ガイドラインに見直しを加える。
労働省は8日以上の消息を発表したが、シンガポール全国雇用主連盟(SNEF)と全国労働組合会議(NTUC)は、NWC会議を再度召集する政府の方針を支持する声明を発表した。
SNEFのスティブン・リー会頭によると、過去数ヶ月間に経済状況は大きく変化しており、多くの企業が賃金のカットや凍結を強いられている。域内経済危機の打撃を受けたこれらの企業はNWC昇給ガイドラインの見直しを歓迎していると語った。
NTUCのリム・スィーセー書記長代行によれば、NWCが5月に昇給ガイドラインを発表して以来一層多くの労働者が解雇されており、NWCが今ガイドラインに見直しを加えるのはタイムリーと言える。新たな環境に対応して、職を維持し、失業者を最小限に抑制するのが、当面の優先課題であり、長期的には新たな技能を身につけ、生産性を向上させることである。こうした目標を達成するには労使と政府の3方面の協調が必要とされると言う。
労働省が7日発表した統計によれば、今年上半期の解雇者は昨年同期の9784人から1万4440人に増加している。一方、リー・ブンヤン労相は先週の国会で、再度召集されるNWC会議では中央積立基金(CPF)雇用主負担分カットの可能性も討議されると語っていた。(ST:9/9)
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